@techreport{oai:kumadai.repo.nii.ac.jp:00021679, author = {國武, 雅司 and Kunitake, Masashi and 國武, 雅司}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 研究報告書, 本年度は、前年度までに確立した気液界面を利用したフラーレンエピタキシャル薄膜成法を用いて二次元フラーレンポリマーの構築と確認を行った。 (1)C_<60> クロロホルム溶液を展開して作成した気液界面でのフラーレン分子膜を、Heガス雰囲気下、中圧水銀ランプを照射することにより、フラーレンポリマーを合成した。これは、我々が知る限り世界で初めての試みである。生じたフラーレンポリマーを基板上にすくい取りIR-RASスペクトルおよびSTM観察により、フラーレンポリマーの生成を確認した。 (2)気液界面膜(L膜)の状態で、光照射時間に対するC_<60>L膜のIRスペクトルの変化を調査したところ、ダイマーもしくはそれ以上の高次フラーレンポリマーに由来すると考えられる新しい吸収が1461cm^<-1>に現れ、光照射時間の延長に伴い1428cm^<-1>(C_<60>)に対する1461cm^<-1> (C_<60>ポリマー)のピーク比が増大することが確認された。また気液界面展開後も溶媒が分子膜中に残っており、それが重合に影響するため、展開溶媒により重合挙動が違うことが明らかとなった。 (3)C_<60>ポリマーをヨウ素修飾Au(111)面(I/Au面)上に写し取り、STMを用いて溶液中でC_<60>ポリマーの直接観察を試みたところ、二次元フラーレンポリマー分子膜を観察することが出来た。フラーレンモノマーはI/Au基板上では吸着力が弱いため室温では固定されずSTMで観察することができないことからC_<60>ポリマーであることがわかった。I/Au(111)面上のC_<60>ポリマー分子膜は、Au(111)面上のC_<60>モノマー分子膜と類似のヘキサゴナル構造をとっていたが、モノマーでは観察されない特異的な構造も観察された。}, title = {Wet process を用いた高次フラーレン・フラーレンポリマーの 二次元組織化}, year = {2002}, yomi = {クニタケ, マサシ} }