@article{oai:kumadai.repo.nii.ac.jp:00024574, author = {甲元, 眞之 and Komoto, Masayuki}, journal = {文学部論叢}, month = {Mar}, note = {自然地理学研究による日本の先史時代寒冷化現象の時代把握は、炭素年代法に依拠したものであり、測定素材の違いや測定場所の異なりにより、年代幅が大きく捉えられてきた。このために考古学的事象とはかみ合わないままに、生態環境論が唱えられているのが現状である。ここでは寒冷化現象により生じる海退が誘引となって惹き起こされる砂丘の形成時期を砂丘内にみられるクロスナ層から検出される考古学的資料により検討する。クロスナ層は砂丘の生成が停止し、安定化した状況のもとに植物が繁茂したことで形成されるものである、西日本では縄文時代前期後半、縄文時代後期、弥生時代前期から中期、古墳時代前期、古墳時代後期から奈良時代にかけての遺物や遺構が検出される。これにより砂丘の形成時期は、縄文時代前期末、縄文時代晩期末、弥生時代後期中頃、古墳時代中期となり、中国との事例ばかりでなく、世界的な寒冷化現象と一致することが判明する。}, pages = {55--71}, title = {砂丘の形成と考古学資料}, volume = {86}, year = {2005}, yomi = {コウモト, マサユキ} }