@article{oai:kumadai.repo.nii.ac.jp:00024576, author = {Komoto, Masayuki and 甲元, 眞之}, journal = {文学部論叢}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 論文(Article), 弥生時代に先立って漁民の活動が顕著になるのは、縄文時代早期末から前期初頭の最温暖期を中心とする時期(紀元前五,〇〇〇年紀から四,〇〇〇年紀中頃)と縄文時代後期(紀元前三,〇〇〇年紀末から二,〇〇〇年紀)の二時期であり、それは貝塚の形成や朝鮮と共通する豊富な先史時代漁具の出土で示される。前者の時期には沿海州から朝鮮東部沿岸地域に展開する寒流系漁撈具と共通する点が多いのに対して、後者の紀元前二千年紀の漁撈具は寒流系に加えて、中国渤海湾沿岸地域で発達する種類と共通する側面も見られ、弥生文化形成にあたっての重要な役割を担う先駈けとも見ることが出来る。ここではそうした漁撈具の中で釣具に焦点を当て、その使用法、対象となる魚類について検討し、当時の漁民活動の一端を把握することにする。}, pages = {133--165}, title = {環東中国海の先史漁撈文化}, volume = {65}, year = {1999} }