@article{oai:kumadai.repo.nii.ac.jp:00024810, author = {足立, 啓二 and Adachi, Keiji and 足立, 啓二}, journal = {文学部論叢}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 論文(Article), 一四世紀は、日中両国の社会にとって、何れも変革の画期となる重要な時期であった。日本においては、個別的主従制にみられる所謂「封建」関係や、宮座などに見られる穏やかな団体関係の萌芽を前提としつつ、本格的な一揆・惣村・あるいはそれらの基礎となる家などの団体形成が進み、それらの形成と相互規定的に、厳しい武力的対決が深刻化し、その中から団体を基礎とする封建社会が、やがて本格的に形成される。一方中国においては一四世紀中期に確立した明初里甲制体制が、唐宋変革以降の社会関係の総括点となる。在野の士人層のイデオロギーと実践を組み込み、建国以来幾度かの大規模な粛清と大量な徒民政策を伴いつつ、基本的に全戸を正役に編成する専制国家統合の一つのピークを作り出した。これ以後両国ではそれぞれの内部に地域差を含みつつも、小農経営の自立化が進行するとともに、小商品生産が拡大していく。これをうけて両国の社会はどのような展開を遂げ、それを把握する地域行政機構入はどのように変化するのか。その到達点を開港前の一八~一九世紀段階をもって比較することが、本稿の課題である。}, pages = {193--218}, title = {一八~一九世紀日中社会編成の構造比較}, volume = {102}, year = {2011}, yomi = {アダチ, ケイジ} }