@article{oai:kumadai.repo.nii.ac.jp:00030456, author = {隈元, 貞広 and Kumamoto, Sadahiro and 隈元, 貞広 and Kumamoto, Sadahiro}, journal = {熊本大学社会文化研究}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 論文(Article), チョーサーの詩は物語詩でありながら、登場人物の感情や気持ちを表す語句や表現、またそれに相応しい抒情的な環境・雰囲気を創出するような語句や表現に満ちている。そのような語句や表現によって醸成される情緒性、抒情性は、当時の中英語ロマンス作品等と比べて、明らかにチョーサー的なものであり、当時にあって彼固有のものと思われる。さらに、そのような情緒性、抒情性が描かれ、醸成される各場面において、その描写・醸成の要因となる語句や表現に溶け込むかのように、トーン(tone)を高め、高揚させる言語的・表現的・修辞的要素が埋め込まれ、散りばめられていることに気がつく。そのような要素の頻度の高さと種類の豊富さもまた、当時の中英語ロマンス作品と比べるに、チョーサーに著しく、彼に特徴的なものと思われる。本論文では、そのような「情緒的言語」とも呼ぶべきチョーサー独特の詩言語の構成要素を整理し、その研究の可能性と展望を述べたものである。}, pages = {61--76}, title = {Chaucerian 'Tone' : A Tentative Study on Chaucer's Poetic Language}, volume = {16}, year = {2018}, yomi = {クマモト, サダヒロ and クマモト, サダヒロ} }