@article{oai:kumadai.repo.nii.ac.jp:00032030, author = {楚, 河 and 秋月, 百合 and Akizuki, Yuri and 鄭, 迎芳}, journal = {熊本大学教育学部紀要}, month = {Dec}, note = {本研究では,中国陝西省の女子大学生が,卵子提供に関する正しい知識をどの程度をもっているのか,また,卵子提供に対してどのような意識を持っているのかを明らかにすることを目的とした.中国陝西省宝鶏市にあるA大学の教育学部3年生194名(回収率100%,有効回答率82.9%)の女子学生を対象とし,教育学部3年生が受講する授業で,研究主旨を説明した上で研究協力を依頼し,質問紙調査を実施した.質問内容は,基本的属性・特性,卵子提供に関する知識および意識等である.結果として,交際相手がいる人は約20%,性交経験がある人は約12%であった.また将来結婚を希望する人は約5割であり,挙児希望のある人は半数以下であった.卵子提供に関する知識として,とりわけ卵子提供の医学的技術,提供者への身体的影響やその他の影響,卵子提供に関する法律について質問したが,知識の正答率は質問内容によって差があった.卵子提供に関する意識について,卵子提供を経験したことがある対象者はおらず,関心のある者は1割のみであった.また,卵子提供者になる意思がある者は極僅かであり,将来子どもに恵まれなかった場合,卵子提供を受けたいと思う者は約3割であった.女子大学生が卵子提供者になることについては,半数近くが問題があると答えた一方,わからないと回答した者も47.8%存在した.約6割が卵子提供に関する授業を受ける意思を示し,約7割が卵子提供に関する学校教育の必要性を認識していた.対象者の属性・特性および卵子提供に対する意識が卵子提供に関する知識の正答数に影響を与えるかどうかを検定したが,有意差が認められた因子はなかった.これらの結果から,今後,卵子提供を考える若い女性たちが適切な判断ができるよう,卵子提供に関する啓発教育の機会を提供することが重要であろう.それらに加え,生命倫理観を醸成するための初等から高等まで継続した教育が求められる.}, pages = {145--152}, title = {中国陝西省の女子教育学部生が持つ卵子提供に関する知識と態度}, volume = {69}, year = {2020}, yomi = {アキヅキ, ユリ} }