@inproceedings{oai:kumadai.repo.nii.ac.jp:00034565, author = {上野, 眞也 and Ueno, Shinya}, book = {地方分権と合併政令市 : 熊本市の政令指定都市10周年検証論文集}, month = {Nov}, note = {世界の分権改革の潮流と日本的展開について概観し、世界史レベルで地方分権改革とは何だったのかについて考える。次に、熊本市が政令指定都市昇格をめぐって市町村合併に奔走した舞台裏を、政令指定都市移行後10年経って当時の関係者にインタビューした内容を踏まえて考察する。さらに政令指定都市になって、熊本市の行政提供体制は、本庁と区役所という2元的組織に移行したが、当初議論された分権的な仕組みがどう変化してきたのかを明らかにした。最後に補論として、人事管理制度改革として受容された能力主義が、組織文化の将来にもたらす負の影響、及びコミュニティで地域問題を解決するという政策手法の限界について若干の考察を行った。これらの検証から、合併を伴う地方分権改革は、NPMを過度に取り入れてきた。もはや分権よりも、如何に公共サービスを提供し続ける地方自治体制をわが国につくるかが、これからの重要なテーマとなると考える。}, pages = {43--77}, publisher = {地方自治研究会}, title = {地方分権改革と平成の大合併は何を目指したのか : 熊本市の政令指定都市昇格を事例に}, year = {2022}, yomi = {ウエノ, シンヤ} }